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こんな方からのご相談

お葬式はしたくない【埼玉県在住70代男性Sさん】

ご相談者:Sさん(埼玉県在住70代男性)

子供はいるがお金や手間をかけさせたくないので夫婦で話し、お葬式はしないで「直葬」にしてもらいたいと思っている。
エンディングノートには書いておこうと思うが、気を付けたほうがいいことはあるか?

相談員からのコメント】
ご夫婦で相談し、お葬式を行わない「直葬」をお考えなのですね。
最近ではお葬式を行わない、「直葬」や「火葬のみ」をされる方も増えていますが、残される方が困らないようにいくつか注意されておいた方がいいことがあります。

まずはお付き合いのあるお寺(菩提寺)がある場合、直葬したいという希望を住職にお伝えし事前に了承を得ておく必要があります。
住職が檀家の方には必ず葬儀を上げなくてはならないとの考えのをお持ちの場合もあり、住職の了承が得られていない状態で直葬を行うと後で住職からお叱りを受け、お墓に納骨されてもらえないなどのトラブルになることもあります。

また、葬儀は送られる故人のためのものでもありますが、残される家族がきちんと気持ちを整理しお別れする場でもあるので、葬儀を行わないことで気持ちの整理がつかないような場合もあるようです。
この場合は事前に残される家族にご自身の葬儀への希望を事前にお話ししておくか、必要に応じてエンディングノートなどにある自分の希望よりも家族の考えを優先してもいいなと記載しておいていただくと安心です。
もちろんどうしてもご自身の希望を通してほしい場合には、そのように記載し理由なども書いておかれると残される方も納得しやすいように思います。

生まれ故郷で散骨したい【東京都在住70代女性Kさん】

ご相談者:Kさん(東京都在住70代女性

今は東京に住んでいるが、自分が亡くなったら生まれ故郷に散骨して欲しいと思っている。
慣れ親しんだ故郷の川での散骨を希望しているがどのように準備しておいたらいいのか?




相談員からのコメント】
生まれ故郷にある川に散骨をしてもらいたいという希望があるのですね。
散骨に関しては
個人が節度をもって行う分には違法ではありませんが、やはり生活されている方や川や海であれば漁業関係者への配慮が必要になってきます。

市区町村ごとに条例を設け散骨を規制している場合もあります。

まずは散骨をお考えの地域の市区町村に問い合わせをして散骨が規制されていないかの確認してみてください。
散骨の規制がされていないようであれば複数の散骨業者から見積もりを取り比較検討した上でその業者の情報や費用などをエンディングノートなど残される方に託しておくとよいでしょう。

散骨は近年実施される方も増えていますが、まだ全ての方に受け入れてもらえる
葬送方法ではありませんので、家族や周りの方達にも予め散骨を希望していることをお話されておくと安心です。

葬儀見積の有効期限【愛知県在住50代女性Nさん】

ご相談者:Nさん(愛知県在住50代女性)

母が入院した際に万が一のことを考えて葬儀社に行き見積を作成してもらった。
担当の方はとても親切で話しをよく聞いてくれて見積にも希望を組み込んでくれていたので急なことがあっても安心だと思っていた。

それから1年程経ち母の容態が悪化したので相談しておこうと思い葬儀社へ連絡を入れたら担当の方がすでに退職しており内容が分からないと言われ、見積もりも有効ではないので一から作り直す必要があると言われた。

感情の整理をしながらとても苦労して見積を作ったので、葬儀社の応対にとてもショックでもうそこに依頼する気にはならなかったので辛いが他に葬儀社を探そうと思う。

どんなことに気を付けたらいいか教えて欲しい。



相談員からのコメント】
お母様の大変な時に葬儀社から配慮のない応対をされお辛かったですね。
新しく別の葬儀社に依頼をということですが、葬儀社から見積を取られる際にはその見積の「有効期限」もきちんと確認されておくといいでしょう。

見積の有効期限は葬儀社によって期間がまちまちですが長くても半年ほどですので、葬儀社には有効期限が過ぎた場合どうなるのかも確認しておきます。

■葬儀社によって対応は異なります
・有効期限が過ぎても同プランがあればその内容で実施できる
・その都度作成し直す必要がある

終活の始め方【東京都在住50代女性Sさん】

ご相談者:Sさん(東京都在住70代女性)

父が突然亡くなり、なんの準備もしていなかったので家族でとても困ったので自分の時にはきちんと終活をしておきたいと思う。
何から始めればよいのか?

【状況】
・父が急に亡くなり、葬儀や墓、相続のことなど全く分からずに困った経験がある。
・自分のこどもにはできるだけ負担をかけたくないが何から手を付けてよいのか分からない。


相談員からのコメント】
お父様の時には大変でしたね。
ご自身の終活をされる際に何から取り組んでいいか分からないとのことですね。
もし今特別な心配事がないようでしたら、ご自身の今までの人生の棚卸をするためにも「エンディングノート」を書いてみることをお薦めします。

「エンディングノート」には終活で必要な内容が含まれており、エンディングノートを書く中でご自身が優先して考えたいことが出てくるかと思います。
そこから一つ一つご自身の終活について活動されてみてはいかがでしょうか?

墓じまいの相談【千葉県在住70代女性Tさん】

ご相談者:Tさん(千葉県在住70代女性)

ご主人に先立たれ、一人娘は嫁いでいるので菩提寺にある墓をどうしたらよいか相談したい。

【状況】
・嫁いだ娘には負担をかけたくないので「墓じまい」をしようと考えている。
(菩提寺の住職や娘には相談していない)
・墓じまいした場合、菩提寺には永代供養墓や合祀墓は今現在ないと聞いており、取り出したお骨はどうしたらいいのか分からない。


【相談員からのコメント】
お墓に関しては一代限りの問題ではなくご先祖様や後の世代も関係してきます。
まずは娘さんにTさんのお考えをお伝えしておくといいでしょう。
その後で住職に今後のお墓に関しての「相談」という形で、Tさんご家族の状況や要望をお伝えしてみてください。

また、今現在は菩提寺に永代供養墓や合祀墓がないということですが、もし今後建てられる予定があるようでしたら、ご先祖様やご主人のお骨はそちらに移していただきます。
将来的にも
永代供養墓や合祀墓を建てられる予定がない場合には、墓じまいをした後にお骨を納める先をあらかじめ決めておく必要があります。
墓じまいの後の埋葬先は、
永代供養墓や合祀墓が一般的ですが樹木葬や散骨をされる方もいらっしゃいます。
いずれにしても費用や利用規約等施設によってまちまちですので、情報を収集し比較検討した上で決められると安心です。

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